不機嫌よう。ヒツジグサ・ラボのヘンマラです。
ブログ更新は久しぶりになりますかね?
主に書けない理由が3点ありまして
①睡蓮の園芸品種の新品種が忙しい!
②情報量が多く、かつ確実でない物が多数なので混乱しないように、もう少し自分の中で整理してから書くべきかと
③某寺の睡蓮キッズの相手が大変!(笑)=ようは時間がない!です。
③はともかく①の部分が物凄く忙しくて、まだまだこれからなんですが開田屋水園のお客様の皆さんは楽しみにしておいてください!②に関しては近年のブログのメイン題材になってますかね?主に水草上級者を目指す、あ~くん向けになってますが(笑)とりあえず現時点では眉唾の話ばかりになりそうですがフィールドに出かけるシーズンでしょうから、あ~くんのみならず他の連中の何かしらの参考になればで書いてる感じです。
他にも関連で書いときたい事は多数ありますが、写真を撮ってない、情報不足、そして時間がない!っと言った感じで最低限の内容になりますが、それでも濃いかな?まぁ、あ~くん向けやからな!(笑)
で後は、コメントをいただいてました、ものぐさ月子さん向けになりますが、オッキデンタリスは無理です!そんなん持ってたら某寺の睡蓮キッズに嫉妬されますよ!あの方って耐寒性睡蓮の話がしたい!って言うわりに本物と言いきれるニュンパエア・アルバ育てたことないんちゃうかな?(笑)で、ヘンマラさんの改良未草の試作品(の失敗作)にしてください!それも激レアですな(笑)
そんな感じで次回!!!
■ブログのタイトルでもあります古代未草か!?って数日前に心の中でやっておりましたヨウコです。過去の記事を読んでるのを前提ですが3株を栽培に失敗して枯死させてます。なんか違うな~なんか違うな~でしたが・・・。どうやら浮葉と沈水葉の中間体の葉を持ってそうです!この写真だと葉が進化してるように見えませんか?3株枯死させた時は株が成熟してなかったのも関係してるのでしょうが浮葉を出せるであろうタイミングで出せずに実生のように溶けてしまい、もう少し株が成熟するまでは木陰で育てようでこのような状況にはなっておりましたが、とは言え前は此処には広義エゾベニヒツジグサのクッシーがいて、その周りにも他のヒツジ達がいますので、そういうのと比較しても変ですよね特に葉に関して、浮葉とした本葉であろう物も(柱頭が黄色の平均と比較したら)薄いですね!
■現時点では花托も物凄く小さく、写真ですと花弁が長いので普通のヒツジの小さな部類っぽく見えるかもですが、実物の花のサイズ感はかなり小さいです!で、そういった謎ヒツジなので・・・これは推定未草より更に古い部類の古代ヒツジグサではないのか?とかやってたんですが・・・。
■ただ咲き終わった花を見る分には、むしろ新しい部類のヒツジで独自に進化してる物のように見えますね。かなりのお気に入りですので今後も引き続き時間を作って観察したいと思ってる集団です。
■此処からナガマサになります。かなり小さそうだな~って思っておりましたが、思ってた以上に葉が小さそうですね!ただし此処には3ヶ所に分かれているみたいですが中にはもう少し大きいのもいるみたいですね。
■で、ナガマサは湿地の成り立ちやロケーションから考察して推定未草だろうと思ってたのですが・・・。これ全くの別物そうで・・・。あくまでも自分が考える見方ですと比較的に新しい部類の未知未草の1つに見えます。まぁ、確かに北陸に入っていく入口と言えば入口なんで・・・しかし予想外でしたねナガマサに関しては。ただね葉のサイズ感が国内では最小の部類ちゃいますかね?4~5cmくらいで6cm越えてこないので肥料を加えつつ観察中です。
■此処からは昨年少しだけ登場したアックスになります。見た目はザ・ヒツジグサ!って感じですよね~個人的には推定準未草であろうカトウに近いのかな?って思っておりましたが
■寧ろスぺオキに近く、カトウなんかより更に新しい未知未草の1つなんでしょうね?
■ここからは東日本の方のヒツジちゃん達になり、この娘達が本来ならビャッコタイが相応しいのでしょうがビャッコイの如く地理的な距離感で間違えたので・・・あっちを直さずにこれを西郷頼母からタノモってブログでは呼びます!(笑)しかし・・・カップ咲きで花弁枚数も最大15枚にはなるそうで楽しみにしてたのですが・・・デカイ!葉がデカイなら園芸品種に良いのは多数ありますからね・・・無駄に葉がデカイのはダメです。そういえば話は変わりますがヒツジの中に容器サイズで草体のサイズ感を変えてくるヒツジいますよね?自分が言ってるのはムギチャになりますが、あれ自然界で見たサイズ感(まで行かなくても良いのですが)にならないんですよね・・・。容器栽培だと小さいんです・・・。
■で、普通に(タノモは)エゾノヒツジグサで良いとは思いますが、しかし(このあたりを)見るべきではなかったなと後悔してます(笑)エゾノヒツジグサと東国ヒツジグサが綺麗に分かれてるのかな~って思ってたんですが・・・。エゾノヒツジグサであろう中にもいろいろいそうですし先行研究が殆どない広義ヒツジグサの世界って・・・これ、あ~くんが水草上級者に進む最終課題であるとは思ってますが・・・かなり難しいやろな・・・。
■これは初登場でしょうかね?ミル・ナスカラス!東国型のヒツジグサかなって思ってましたがエゾノヒツジグサに近そうなのと花托が歪そうなんですよね?もう少し観察したいとこですが、まぁ大きいですね。
■これもブログでは初登場でしょうか?モモノヨイチです。昨年の北関東から東北南部の調査の際に偶然見つけたピンクがかる集団ですが、今のところ(この写真の時の)咲き始めに少しだけ外側の花弁にピンクが入ってたくらいで、そのあたりは今後も観察予定ですが、後ですねモモノヨイチの近所のヒラヤマアヤってのもいますが、ともに東国型のヒツジグサかエゾノヒツジグサのニ択しかないならエゾノヒツジグサなんでしょうが、そのどちらでもないのではないか?って思ってます・・・。
■これはケイノスケになりますが、県で言いますとミル・ナスカラス、モモノヨイチ、ヒラヤマアヤと同じになりますが違うヒツジですね!東国型のヒツジグサっぽいです!昨年登場してる隣の県のヨシシゲに似てるかもなので時間があれば観察したいとこです。
■此処からは広義エゾベニヒツジグサの話題になりますが写真は春先のエネルになります。マッチー大先生(笑)もクッシー含み姉妹株を持ってますので確認したところ同じ動きをしてるそうで、ヘンマラさんとこでは現在は浮葉を落としてます。自生地より春が早いので動くタイミングを間違えたのでしょうが、この後に復活してくるのではないかと思ってますが・・・さて?ですが・・・。で花の違いに気が付いており個人的にはそっちが優先だったのですが、クッシーと隣で育てて気がついたのは葉の広げ方がありますね。エネルの方は写真のように葉柄を放射状に伸ばして沈水葉を展開して、浮葉も同様に伸ばしながら外に向かって水面を目指します。花芽は3株で計12個前後だしてましたが水底を這って放射状に伸びながら水底で破裂ないし腐っておりましたね。クッシーとは性質が違ってそうです。
■こっちがクッシーの方で、残念ながら今年は撮影してないので古い画像になりますが、放射状に沈水葉を展開しますがエネルのように葉柄を伸ばさずに株の周りで重なり、浮葉は株から上に向かって上げ、水面に到達してから放射状に広げております。エネルとは違って数日前から咲いております。栽培難易度で言えばこっちが楽そうですが・・・エネルの方が花の特徴は良いはずなんで・・・そこも確認したいです。
■で、今回のブログの山場になるのが改良未草(の失敗作)になります。あれから咲いておりますが広義エゾベニヒツジグサに花はより近づいておりますね・・・。で、なんと不稔!もう少し確認はしたいとは思ってはいますが現時点では自家受粉が出来ない不稔性であろうと思われます!5つくらいは果実を確認してるだけですが。他家受粉が可能かどうかはこの娘では(時間的なことを含み)確認するつもりはないです。遂に恐れてたことが起きだしてきた感じですが・・・。自分が北米の事例を元に前から思ってるのは広義ヒツジグサは全てが繋がっており遠い組み合わせだと不稔、近い組み合わせだと普通に同種の範疇で稔性もある。だと思って色々と交配実験してますので、それらが無事に育ってくれたら良いのですが・・・。で、昨年不稔かな?って言ってた組み合わせの1つは今年は丸投げして置いてますが昨年よりかは最初の葉が育ってるので今後どうなるか?で、もう一つの全く発芽しなかった方は少しだけ発芽して、そっからは普通に育っておりますが・・・しかし大半の種子が2年目でも発芽してないのが・・・って感じですね。この辺りは今後も引き続き交配実験をやっていくつもりなんでもう少し踏み込むことになると思いますので、それらのデータが出始めたら、また紹介したいと思います。
■以下は余談になりますが、あれはまだ冬だったかな?同じエリアから3つのコウホネ属をサンプリングしてきた中の西日本のコウホネだろうにあたる娘、ちょっと時間がなく植え付けせずに浮かべており根茎が腐食して現在再生中なんですが、東日本のコウホネと西日本のコウホネの中間体のような感じになっており、よく分からないや~って観察してた時のです。
■で最後は少し前にサンプリングして連れて帰ってきた謎のコウホネ属。おそらく、あ~くんも行ったことがあるKの方で、Y君がこっちに居た際にも調査記録を出してるはずの場所。で二人が行った際にも既に居たであろうと思われるコウホネ属なんですが、ベニオグラコウホネとしてる群落の隅っこに自分がパッと見で、これベニオグラじゃなくない?って娘達がいて・・・。ちょっとベニオグラにしては葉が大きく、葉の形状も違っており葉柄を見てもベニオグラでなさそうなので、そして1つだけ掘り上げると根茎はベニオグラなんだけど栄養の問題もあるかもなのと、念の為にサンプリングして育ててみようになり、で?今の時期だとベニオグラであれば溶けると思いますが普通に育ってそうで、これはベニオグラを母体にサイコクあたりの花粉が入って親と同じ群落で発芽して育ってる雑種なのか?って感じで観察中です。これも溶けずに順調に育って、もう少し情報が分かれば機会があればアップしようと思ってます。これなんだろう?ちなみに写真の上にポット植えしてるのは49集団目になる今年から参戦のヒツジ達です!産地不明3集団含み野生の物は52集団いるわけですが全く全体像が見えないくらい広義ヒツジグサは難しいですね。